今回は、今話題の人気コミック「怪獣8号」に登場する「四ノ宮功(しのみやいさお)」についてまとめてみました。
防衛隊の長官として、長きにわたって日本の平和を守ってきた功さん。
この記事では基本プロフィールから戦闘スタイル、専用武器、至極の名言まで、功さんの情報を網羅的にまとめました。
9号との戦いについてもお話していますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
※最新話までのネタバレを含みますので、ご覧になる際はご注意ください。
キコルの父、四ノ宮功のプロフィールまとめ
年齢 | 不明 |
身長 | 190cm |
誕生日 | 1月8日 |
好きなもの | ジャズ ウイスキー チェス 動物の動画 |
役職 | 防衛隊長官 |
家族構成 | 四ノ宮ヒカリの夫 四ノ宮キコルの父 |
防衛隊の長官である四ノ宮功は、隊長時代から含めて30年以上にわたり防衛隊を支えてきました。国の平和と国民の未来を守ろうとする強い意志をあわせ持つ、防衛隊長官にふさわしい責任感の強い男です。
防衛隊史上最強と謳われた男であり、戦闘シーンを見ればその強さは一目瞭然。怪獣2号をベースに造られたスーツとアームであるナンバーズを使いこなす実力者です。
功さんは、四ノ宮キコルの父親の一面もあわせ持っており、威厳や迫力のある強面な父という印象で、実際に本編でもキコルに対して厳しく接している描写が見られます。
最愛の妻である四ノ宮ヒカリを、6号を中心とした群発災害にて10年前に亡くした過去が明らかになりました。悲しい過去を抱えながらも、国のため、防衛隊のため、そして愛する娘のために戦う姿がまるで勇者のようです。

怪獣8号を語るには欠かせない主要人物ですね!
功さんの初登場シーンは?
四ノ宮功は1巻第7話、キコルの回想シーンにて初登場します。
娘であるキコルに向かい
キコル
この国の未来のため完璧であれ
怪獣8号1巻7話より引用
と言い放った、衝撃的な初登場を飾りました。



正直「冷たい父親だなぁ…」と思いましたね。笑
さらに東京討伐中学校へ主席合格を果たしたキコルに対し
主席合格(そんなもの)は当然だ
怪獣8号1巻7話より引用
と言い放ちます。
そのため功さんの第一印象は、冷徹で威厳のある父親。娘を決して褒めず、常に完璧な存在になることを求めています。さらに同場面で
死んだ母親のためにもな
怪獣8号1巻7話より引用
と発言が見られたことで、妻を亡くしていることが判明します。



妻を亡くしたことを気にも止めていないようで、「なんて非道な人なんだ!」と、さらに怒りを覚えました。笑
余談ですが、「四ノ宮功」の名前は1話から登場しています。
主人公である日比野カフカの防衛隊員不合格通知に、防衛隊長官として署名されていますので、ぜひチェックしてみてください!
四ノ宮功の戦闘スタイルは?識別怪獣兵器や隊式格闘術について解説
四ノ宮功は、怪獣2号をベースにして造られたスーツと識別怪獣兵器(ナンバーズ)であるアーム、「FS-1002」を使用して戦います。
怪獣2号は、1972年に札幌市を壊滅寸前まで追い込んだ大怪獣。防衛隊副長官である伊丹啓司によると
凄まじい破壊力と息絶える寸前まで屈しない気位の高さを持つ大怪獣だった
怪獣8号4巻35話より引用
のだとか。



その2号をベースに造られたスーツとアームを、この世で唯一使いこなしたのが功さんなのです!
怪獣2号が使用したソニックブームを利用して、打撃などを強化するのが功さんの基本的な戦闘スタイルです。
識別怪獣兵器の全解放は、体への負荷が強すぎて使用者の命を削っていきますが、その代わりに圧倒的な力を得られます。作中では「人の姿をした大怪獣の出現に等しい」と表現されています。
識別怪獣兵器の全解放にはリスクが伴うためか、全解放の際には補佐役である来栖とともに戦った様子が描かれました。
隊式格闘術(たいしきかくとうじゅつ)
功さんは主に2号のナンバーズを利用した、隊式格闘術で戦闘に挑みます。
現在までに判明しているのは、下記の4種類の技。
- 隊式格闘術1式蓮破(れんぱ?)…肘打ち?
- 隊式格闘術2式発破(はっぱ?)…範囲をより広げた打撃。2号が多用した技。
- 隊式格闘術3式双破(そうは?)…両手による打撃
- 隊式格闘術4式昇破(しょうは?)…下から突き上げるようなアッパー
他にも2号が札幌を破壊した際に使用した「指向性エネルギー攻撃」も使用できるようですが、人体にはかなり負荷がかかる技のようです。



シールド出力全開の状態では、怪獣8号のパンチを直撃しても耐えうる防御力を魅せていましたね!
四ノ宮功は死亡した?9号との戦いを徹底解説!
東京都品川区に突如現れた怪獣9号と蟻型の怪獣たち。
9号の狙いは怪獣8号であるカフカのように思えましたが、実はもう一つ目的がありました。その真の狙いは「強大な2号の力を持つ功さん」だったのです。
品川区に出現した9号は分身であり、その間に本体は功さんの待機している本部の場所を探していました。9号が本部を強襲したところから、功さんと9号の凄まじい戦いが始まります。



功さんは2号の識別怪獣兵器や隊式格闘術、指向性エネルギー攻撃を駆使し、単身で9号に果敢に挑みます。
場面はかわり、その事実に気づいたカフカと鳴海が本部に駆けつけるものの、そこに待ち受けていたのは功さんを吸収したという怪獣9号。少し遅れてキコルも合流し、功さんを取り返すために奮闘するも、あと一歩のところで9号に逃げられてしまうのです…。
記事執筆時点では、功さんは9号との戦いで殉職したとされています。しかしキコルが「パパはきっとまだあいつの中に囚われてる」と発言しているように、功さんが生存している可能性も捨てきれません。



というより、まだ生きていると信じたい…。
今後9号を倒す時が来たら、功さんも無事に救出してほしいなと願うばかりです…!
四ノ宮功の名言、名セリフまとめ
四ノ宮功は、作中で数々の名言を生み出しています。どの名言もカッコよく、心に染みるものばかり。



長官として、キコルの父親として、命をかけて戦う功さんのカッコよさがよく分かる名言を、以下にまとめてみました。
それでも貴様は今日この場で私が始末する
それでも貴様は
今日この場で私が始末する
怪獣8号6巻49話より引用
日本の平和を守る防衛隊の長官として、そして娘を守る一人の父親として、強敵9号に一人立ち向かう姿勢が現れたセリフです。
この一言から、9号を始末できれば自分はどうなっても構わないという、功さんの長官としての覚悟が伝わってきました。



この発言の合間に、ヒカリとキコルのカットが入るんですよね…。えもぉ。
私はただこの時この一戦、命をかけて9号を葬り去るだけでいい あの時君が6号にしたように
防衛隊(われら)にはすでに 素晴らしい次世代が育っている
私はただこの時この一戦 命をかけて9号を葬り去るだけでいい
あの時君が 6号に(そう)したように
怪獣8号6巻50話より引用
8号との戦いの跡が回復しきっておらず、この状態でナンバーズを全解放すれば、「2度と戦えない体になる」と来栖に諭されます。
しかしとそうと分かっていながらも、自らを犠牲にして戦い続けるシーンです。次世代を信じて託そうとする、長官としてのカッコよさと、妻がつないだ未来への希望を絶やさんとする強い意志が伝わってきますね。



しっかりと次世代にバトンをつなごうとしているところが、上に立つ者の鑑だと思います。
かっこよすぎ…!
この恐るべき災厄をあの子の未来に残さぬよう
父親らしいことなど何もしてやれなかった
せめてこの一撃で取り除く
この恐るべき災厄を
怪獣8号6巻50話より引用
あの子の未来に残さぬよう
この発言により、今までキコルに厳しく接していた理由が分かりました。
「心を鬼にして鍛えるつもり。その代わりあなたが思いっきり甘やかしてあげてね」と発言していたヒカリが亡くなり、そのヒカリの想いを継いで、あえて厳しく接することを選んだのです。



娘を想うからこそ、妻を想うからこそ、あえて厳しく接していた功さんには強く心を打たれました…。
【怪獣8号】四ノ宮功まとめ
四ノ宮功の内に秘めた想いを知った今、防衛隊史上最強と呼ばれるゆえんや、いかに防衛隊長官に相応しい男であるかが痛いほど分ります。
そして亡き妻のため最愛の娘を想う気持ちや、仲間のため、国民のために身を呈して戦う姿には本当に胸を打たれました…。
功さん奪還のため、防衛隊は全勢力をあげて9号を倒しに向かうと思いますので、今後の展開からますます目が離せませんね!
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