受けた愛に理由などつけるな
ONE PIECE第80巻798話”ハート”より
ロシナンテが殉職した理由を聞いたセンゴクが、ローへ伝えた名言です。
ローにDの隠し名があると知るや、コラさんは血相を変えてドフラミンゴを引き離そうとします。自身の長期任務を離れてまで、ローを救おうと各地の病院を奔走します。
コラさんがボロボロになりながらオペオペの実を手に入れたことで、ローの体は無事完治。しかしその代償に、コラさんが命を落とすことになりました。
その後の人生の全てを、コラさんの本懐を遂げるためだけに生きてきたロー。でもこの生き方が、コラさんの望む生き方なのかわからないと、不安をセンゴクに吐露しました。
ローは、コラさんが自分を助けてくれたのは、自分がDだからでは?と心のどこかで思っていたのでしょう。
でもコラさんは、尊敬する上司に唯一の嘘をつき、ローの体を想い涙を流しました。自身の最後を悟りながらも、とびきりの笑顔を見せ、ローへ別れを告げました。
そんなコラさんの愛に、理由などあるわけありません。
僕らは何かと理由をつけたがるものです。でも誰かを愛することには、コラさんがローを愛したように、理由なんてないのかもしれませんね。
一緒に作品を楽しみましょう!