- 刀鍛冶の里編のどこに不死川玄弥は登場するの?
- どんな戦闘スタイルで戦う?
- 活躍したのか知りたい!
今回はこんな疑問をもつあなたのために、鬼滅の刃・刀鍛冶の里編の不死川玄弥(しなずがわげんや)について深く掘り下げます。
玄弥といえば、鬼殺隊の入隊試験・最終戦別で炭治郎たちとともに生き残った同期。また風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)の弟としても知られています。
しかし玄弥は、刀鍛冶の里編で再登場し、新たな一面が見られます。
2023年4月9日(日)23:15〜、テレビアニメ化した鬼滅の刃刀鍛冶の里編。当記事では刀鍛冶の里編の玄弥の活躍から戦闘スタイル、他キャラとの絡み、名言まで、網羅的にまとめました。

玄弥の刀鍛冶の里編での活躍がおさらいできる内容なので、ぜひご覧ください!
※以下、鬼滅の刃刀鍛冶の里編のネタバレがありますのでご注意ください。


刀鍛冶の里編の不死川玄弥は活躍した?登場シーンを時系列順にまとめてみた


結論、刀鍛冶の里での戦いで玄弥は大活躍します。
鬼滅の刃刀鍛冶の里編では、上弦の鬼が2体登場しますが、玄弥が立ち向かうのは「上弦の肆・半天狗(じょうげんのし・はんてんぐ)」。炭治郎たちと戦闘に加わり、後に紹介する「技」もすべて見られます。
玄弥の刀鍛冶の里編での登場シーンを時系列順にまとめると、下記の4セクションです。
- 刀鍛冶の里の温泉で炭治郎と再会
- 上弦の肆・半天狗との戦いに加わる
- 絶体絶命の危機、そのときにみた走馬灯と過去の回想
- 甘露寺蜜璃、炭治郎、禰豆子と協力して半天狗を討伐
刀鍛冶の里の温泉で炭治郎と再会
炭治郎と同時期に、刀鍛冶の里を訪れていた不死川玄弥。
炭治郎は気にせず玄弥に話しかけますが、「友達づらするな」「下の名前で呼ぶな」「消えろ」など、乱暴な口調で炭治郎との距離を取ろうとします。



玄弥は周囲と関わりたくないような、みんなから距離を取りたい、そんな印象でしたね…。
上弦の肆・半天狗との戦いに加わる
ある晩、刀鍛冶の里へ来ていた霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)と炭治郎がいた部屋に、突如上弦の肆・半天狗が侵入。
血鬼術で「喜怒哀楽」の能力の異なる4体に分裂できるため、鬼殺隊剣士一名では太刀打ちできない相手です。
半天狗との戦闘中、無一郎は一撃をくらい遠くへ飛ばされます。炭治郎と禰豆子、玄弥も参戦し、半天狗と分身たちとの死闘をくり広げていきます。
分身の1体、哀絶(あいぜつ)との戦いでは、玄弥は急所を狙われ傷を負いますが、「鬼食い」をして哀絶の頸を斬りました。



ここではじめて鬼化した玄弥の姿が見られました。
牙とよだれで鬼の姿になっている玄弥に焦りましたよね…。
絶体絶命の危機、そのときにみた走馬灯と過去の回想
なんとしても上弦の鬼を倒し、柱になろうとする玄弥。そして玄弥を協力、援護する炭治郎。
半天狗の本体を見つけ、玄弥は頸を斬ろうとが試みますが、なんと頸がかたすぎて刀が真っ二つに折れてしまいました。焦った玄弥は分身の鬼にすきをつかれ、絶体絶命の状況に…。
自分を救ってくれた兄へ謝りたかった
玄弥はなんとしても柱になり、兄に認められたかった。そして同じ立場になり、兄に謝りたかったのです。
残った玄弥を守るため、鬼となった母を手にかけた兄。しかし自分を助けてくれた兄へ「人殺し」と言ってしまったことを、玄弥はずっと謝りたかったと回想します。
炭治郎の声かけで我に返る
走馬灯をみて諦めていた玄弥でしたが、炭治郎の「諦めるな、柱になるんじゃないのか」のさけび声で我に返りました。
自分が攻撃をうけて炭治郎を守るなんて、最初のころの玄弥からは想像がつきませんよね…。鬼化中だから無事でしたが、身体はボロボロなんですよ…。
ここまで玄弥の印象がよくなかった方も、きっと見直すようなシーンだったのではないでしょうか。



正直僕も、その一人です…。笑
甘露寺蜜璃、炭治郎、禰豆子と協力して半天狗を討伐
分身3体を吸収した新しい鬼・憎珀天(ぞうはくてん)が登場し、玄弥たちはさらに激しい戦いをしいられました。
白熱した半天狗との戦いの場に、なんと恋柱・甘露寺蜜璃が戦いに加わります。玄弥たちはその場を蜜璃に任せ、半天狗を探しますが、憎珀天の攻撃により思うように身動きが取れません。
鬼化してパワーアップ
次に玄弥が取った行動が、鬼食い。憎珀天の血気術で現れた、木の竜の一部を食べて鬼化しました。
玄弥、炭治郎、禰豆子で協力し、半天狗を追いつめていきます。最終的に炭治郎が頸を斬ることに成功し、玄弥たちの長い戦いが終結しました。
刀鍛冶の里編を通して成長が垣間見える
刀鍛冶の里編での上弦との戦いを通し、玄弥の成長が見られましたね。
いかに信頼しあえる仲間が大切か考えさせられます。



最後まで手に力の入る展開でしたが、ところどころ玄弥の表情や言動に対する、炭治郎の反応がクスっと笑えます。
ぜひ原作をチェックしてみてくださいね!
【鬼滅の刃】刀鍛冶の里編で披露した不死川玄弥の技まとめ


実は不死川玄弥は、鬼殺隊剣士ながら呼吸を使えません。
原作14巻でも説明されていますが、玄弥の身体能力は低いそうです。強靭な見た目からは、弱くは見えませんよね。しかし代わりに、別の才能に恵まれていました。
そこで以下では、玄弥の主な戦闘スタイルを3つ紹介します。
- 銃
- 日輪刀
- 鬼食い
銃
玄弥がよく使う戦闘武器は、銃です。
鬼滅の刃公式ファンブックによると「陽光の力を宿した南蛮銃」「日輪の力をおびる」のだそう。要するに、日輪刀と同様に、鬼をも倒せる特殊な威力のある銃です。
13巻で半天狗の分身たちとの戦いに参戦した玄弥。その際に炭治郎が、下記の発言をします。
何だあの武器は…‼
銃か⁉
日輪刀と同じ匂いがする
鬼滅の刃13巻第107話より引用
炭治郎は鼻が効くので、玄弥の銃が日輪刀と同じ力を持つことを示唆してくれました。



見た目もかっこいい銃ですよ!
日輪刀
玄弥は呼吸を使えませんが、日輪刀を使うこともあります。刀鍛冶の里編では、日輪刀を使用するシーンが13巻で2か所、14巻で1か所見つかりました。
まずひとつ目は、半天狗の分身の頸を銃で斬ろうとして仕留めそこねたとき。
3つ目は憎珀天との戦闘シーン。鬼化したあとに炭治郎、禰豆子とともに刀を使って戦っています。



どうやら玄弥は、状況に合わせて銃と日輪刀を使い分けているようですね!
鬼食い
鬼食いとは、鬼を取り入れることで一時的に鬼化できる、不死川玄弥の特殊能力です。
玄弥は強力なアゴの力と特殊な胃袋を持っており、鬼を食べることにより人間離れした力を手に入れられます。
見るからに鬼の風貌ですが、実は初めて鬼化した時点では読者に説明はなく「あれ..鬼になってる?」と思わせるだけなんですね。
炭治郎も思わず、
⁉⁉⁉
玄弥か⁉
何だ
あの姿はまるで…
鬼滅の刃13巻第113話より引用
と驚いた様子でした。
本体の半天狗を見つけたいのに、思うように進まず刀すら使えない始末です。次の瞬間、バリボリと物凄い音をたてて血気術で現れた木の竜をたべて鬼化。おかげで木は倒れ、事態は進展します。
その後半天狗を見つけますが、玄弥は炭治郎も驚くほどの大木をぶん投げていました。おそらく鬼化により得た力だったのでしょう。



ちなみに13巻の表紙は玄弥で、銃と刀の二刀流の姿が描かれていますよ!
不死川玄弥ファン必見!刀鍛冶の里編での他のキャラとの絡みをまとめてみた


一匹狼の玄弥。刀鍛冶の里編は登場人物が多いのですが、他キャラとの絡みは多くありません。
中でもとくに、炭治郎と蜜璃との絡みが、玄弥の素の部分を表すシーンが目立ったので、2人とのやりとりを紹介します。
竈門炭治郎
炭治郎との絡みから、玄弥の心の変化を感じられます。
絡みは主に戦闘シーンです。久しぶりの再会では、顔をみた瞬間「死ね!」「話しかけんじゃねぇ!」と放った玄弥。相変わらず狂暴ですよね。
鬼化した玄弥は鬼の形相で
図に…乗るなよ
上弦を倒すのは…俺だ‼!
(中略)
お前なんかよりも先に俺が…
(中略)
柱になるのは俺だ‼!
鬼滅の刃13巻第113話より引用
と怒鳴ります。
柱になりたい気持ちがあるため、炭治郎より先に上弦を倒したいのでしょう。
そんな炭治郎と戦ううちに、徐々に玄弥の言動に変化が現れます。みずから鬼の攻撃を受けて炭治郎を守ったり、鬼の頸を斬ることを託したりするようになりました。



深く関わるうちに、炭治郎は信頼できると判断し、仲間意識が芽生えたのでしょうか?


恋柱・甘露寺蜜璃
蜜璃との絡みはそれほどありません。というより、玄弥と蜜璃の会話はひとつもありません。でも玄弥が、一方的に緊張している様子がなんともかわいらしいんです。
12巻第101話では刀鍛冶の里の温泉で、蜜璃が玄弥に無視されたシーンが描かれています。はじめは炭治郎にも荒々しい態度を取っていたため、蜜璃や他の柱に対しても同じ態度なのかと思っていました。
蜜璃がかわいすぎて玄弥は硬直、一言もしゃべれなかったとおまけページで明かされています。ちなみに蜜璃は「名前は?」「何歳?」「なんの呼吸つかうの?」と質問攻め。可愛らしい蜜璃ちゃんも見られますよ。



人間味というか、ちゃんと男の子なんだなって分かりましたよね!笑
また15巻第127話では、鬼との戦いが終わり、みんなにだきつく蜜璃が描かれています。
蜜璃をはじめ、炭治郎や禰豆子もみんなで勝ったこと、生きていることを喜びましたが、玄弥だけ至近距離の蜜璃に顔を赤らめていましたね。スケベ…。


刀鍛冶の里編で登場した、心にしみる不死川玄弥の名言まとめ


鬼滅の刃刀鍛冶の里編では、玄弥の登場も多く、印象に残るセリフは数多くありました。中でもとくに紹介したいセリフを4つピックアップしました。
玄弥の名言を見るだけで、刀鍛冶の里編の戦いを通した心の変化がよくわかります。
名言1|鬼殺隊の剣士としての覚悟
俺の名は不死川玄弥
しっかり覚えてろよ
テメェを殺す 男の名前だァ
鬼滅の刃13巻第109話より引用
まずは玄弥鬼殺隊としての覚悟が伝わるセリフです。
攻撃しても死なない玄弥に対し、半天狗の分身・哀絶(あいぜつ)は「なぜお前はまだ生きているのか」と不思議がります。上記は、対する玄弥のセリフです。



ほかにも敵味方に関係なく、強気なセリフがたくさん見られました。兄・不死川実弥に似て、勝気な性格が現れていますよね。
名言2|不死川兄弟の絆
これからは じゃなくてこれからも だよな
鬼滅の刃13巻115話より引用
回想シーンで兄・実弥が「これからは俺たちで母や兄弟を守ろう」と言ったときに、玄弥が返した一言です。
この名言を聞いた実弥は一瞬驚く素振りを見せましたが、次のシーンで笑顔になりました。



不死川兄弟のすれ違いは見ていて泣けてきますね…。
2人とも根は優しい性格だからこそ、余計に切ないシーンです。
名言3|意地よりも協力を優先
俺じゃ斬れない お前が斬れ
今回だけはお前に譲る
鬼滅の刃13巻第115話より引用
炭治郎との関係や、玄弥自身の心の変化が見える名言です。
戦いの最中は自分が手柄を取り、炭治郎より先に柱になることにこだわっていた玄弥。
しかし半天狗の頸を斬ろうと試みますが、刀が真っ二つに折れます。自分には斬れないことを悟り、鬼を倒すことを優先させたのでしょう。



出会ってから炭治郎のまっすぐな優しさや言動を受け続け、玄弥によい影響を与えたようにも思えますね!
名言4|初めて優しい表情を見せた
良かったな…炭治郎
…禰豆子
鬼滅の刃15巻第127話より引用
そして玄弥本来の優しさが垣間みえたシーンです。
ついに半天狗を倒しましたが、禰豆子を太陽の光で犠牲にしたことに涙が止まらない炭治郎。しかし禰豆子は、なんと太陽を克服したのです。



大喜びして抱き合う2人をじっと見つめる玄弥の、なんとも柔らかい表情が印象的でした。
まとめ|アニメでの活躍が待ち遠しい
鬼滅の刃刀鍛冶の里編で、玄弥は大活躍するとわかりました。
最終的に半天狗の頸を斬ったのは炭治郎でしたが、玄弥や蜜璃ちゃん、無一郎がいなければ成し遂げられなかったでしょう。もちろん反対に、皆も炭治郎がいなければ危なかったでしょう。
刀鍛冶の里編は、玄弥が仲間とともに戦う中で成長し、本来の姿を取り戻す貴重なストーリーです。アニメで動いて戦っている玄弥を見られるのが待ち遠しいですね。


一緒に作品を楽しみましょう!