アニメ放送が待ち遠しい今、刀鍛冶の里編の登場人物についておさらいしておきませんか?
刀鍛冶の里編をまだ読んでいないあなたも、事前に知っておくとより楽しめるかもしれません。
ストーリー展開に関わる核心的なネタバレは避けつつ、簡単な基本情報と刀鍛冶の里編での登場を紹介していきます。
これまでの出番の少なかったキャラについては過去が明らかになるという共通点がありました。どのような人物が出てくるのか楽しみですね。
※以下、刀鍛冶の里編のネタバレに注意してください。
鬼滅の刃刀鍛冶の里編の登場人物13人まとめ!
まずは刀鍛冶の里編の主な登場人物13人をまとめます。
竈門炭治郎(かまどたんじろう)
炭治郎は鬼滅の刃の主人公であり、鬼になった妹を人間に戻すべく鬼殺隊員になった少年。刀鍛冶の里編は、炭治郎がとある理由から刀鍛冶職人・鋼鐵塚を尋ねに里へ行くところから物語は動きはじめます。
炭治郎は里で新たな出会いや、他の鬼殺隊員との再会を果たすわけですが、それぞれの絡みがとても面白いので必見ですよ。
そして炭治郎、里で行われた戦闘訓練によって新しい能力を獲得しています。どんな能力か気になりますよね?
遊郭編での戦闘を経て今回さらに強さの増している炭治郎ですから、きっと期待を裏切らない戦いを見せてくれますよ。
禰豆子によって生みだされた新しい技を使って上弦の鬼と戦う炭治郎はとくに必見です。

竈門禰豆子(かまどねずこ)
家族と共に鬼に襲われ、鬼に変貌した炭治郎の妹。
刀鍛冶の里編では里でリラックスしている愛らしい禰豆子と、戦闘モードのかっこいい禰豆子の両方を見ることができますよ。とくに恋柱・甘露寺蜜璃との絡みが可愛らしくておすすめです。
戦闘シーンではこれまで同様、血鬼術を使って鬼に立ちむかい炭治郎を守ろうとする姿が多く見られます。
そしてこれまでとは違った見どころが二つあります。
- 血鬼術・爆血を使って新たな技が誕生
- とんでもない成長を果たす
この成長が刀鍛冶の里編最大の見せ場じゃないかってくらい大きな変化が起こるんですよ。大活躍の禰豆子は見どころが沢山あるので楽しみですね。
不死川玄弥(しなずがわげんや)
玄弥は風柱・不死川実弥の弟で、炭治郎と同じ最終選別で生き残った同期。刀鍛冶の里編が久しぶりの登場になります。
里で炭治郎と再会を果たしますが、乱暴な言動は過去の姿と同じで相変わらずなんですよね。
そんな玄弥は上弦の肆・半天狗が襲来してからは特異体質を利用した「ある戦闘方法」で活躍をみせてくれます。この「ある戦闘方法」と、玄弥が背負う悲しい過去については刀鍛冶の里編で初めて明かされています。
これまでのエピソードの中で玄弥について知れませんでしたね。炭治郎、禰豆子と戦闘を共にしていくうちに、玄弥の心境が徐々に変化していくのも必見です。活躍と変化をお楽しみに。

時透無一郎(ときとうむいちろう)
無一郎は刀を持ちわずか二か月、最年少で霞柱となった若き天才剣士です。柱合会議以降、登場のほとんど無かった謎めいた柱の一人でしたよね。
刀鍛冶の里編は無一郎の登場シーンが凄く多い印象です。
里での様子や戦闘、過去の話に至るまで、無一郎について余すことなく知れるエピソードとなっているんですよ。
しかも刀鍛冶の里編一発目の戦闘シーンから霞の呼吸が惜しむことなく披露されているので、そのスピード感ある戦闘にも大注目ですよ。

甘露寺蜜璃(かんろじみつり)
恋柱。「添い遂げる殿方を見つけるため」に鬼殺隊員となった天真爛漫な女性剣士。
刀鍛冶の里編の蜜璃は「可愛らしい見た目でこんなに強いのか」と思わせてくれる戦いぶりでした。
無一郎同様、蜜璃はこれまで人物背景があまり見えていなかった柱の一人ですよね。鬼の攻撃を受けた里を救おうとするなど柱としての強さをみせつけ、大活躍します。
他にも蜜璃の過去や恋の呼吸を駆使する戦闘シーン、ちょっとしたお色気シーン(アニメで放送されるのかは不明です笑)など蜜璃ファンにとって見どころが沢山ありますよ。
ファンじゃなくても「蜜璃は可愛いだけじゃない」と気づくことのできるエピソードなのでとってもおすすめです。

半天狗(はんてんぐ)
半天狗は血鬼術で「喜怒哀楽」の分身を操る鬼・上弦の肆です。
鬼舞辻無惨からの命令で玉壺と共に刀鍛冶の里に侵入してきます。
見た目はお爺さんで頭にコブのようなものがあり、なんともいえない気味悪さ漂う鬼なんですよね。しかも「ヒィィィィィィ」と常に怯えていて自分からは戦わないという上弦らしからぬ姿勢なんです。
しかし斬られるたびに血鬼術で強い分裂体を出現させ、柱でさえ追いつめる強さを持っています。炭治郎たちは相当苦しめられますが、半天狗の分身との迫力ある戦いは見ものですよ。
玉壺(ぎょっこ)
玉壺は壺からニョロっと身体が出てくるなんとも不気味な風貌の鬼・上弦の伍です。
刀鍛冶の里を壊滅させるために半天狗と共に侵入し、対峙した無一郎を追いつめていきます。里は玉壺の血鬼術によって壺から出された水生生物のせいで大変な状況に..。
玉壺は芸術家を気取っていて、あやめた人間で作品を作るという残虐さを持ちあわせています。見た目もやることも気持ち悪いんですよね…。
ちなみに血鬼術がどれも水生生物にまつわるところが面白いですよ。
鋼鐵塚蛍(はがねづかほたる)
炭治郎の刀を担当する気難しい性格の刀鍛冶職人です。炭治郎が刀鍛冶の里へ向かうキッカケを作ったキーパーソンでもあります。
里到着後は行方知れずだった鋼鐵塚さん。途中いきなり登場するのですが、その姿がまた面白いんですよね。
戦闘中盤では上弦の伍・玉壺の攻撃でひょっとこのお面が割れて素顔が明らかになります。
素顔についてはネット上で話題になっていますよね。まだ見たことのない方はぜひ読むことをおすすめします。

鉄穴森鋼蔵(かなもりこうぞう)
無一郎、伊之助の刀を担当する刀鍛冶職人。
鋼鐵塚さんの行方知れずだった理由を知っていて、彼の弱点まで知っている間柄のようです。
上弦の伍・玉壺と対峙した際は大事な刀を研いでいる鋼鐵塚さんを守ろうとする勇敢な姿を見せていました。
おまけページでは美人な奥さんの顔や、鉄穴森さんの素顔も明らかにされていますから要チェックですよ。

小鉄(こてつ)
刀鍛冶の里に暮らす可愛らしい少年。
小鉄は先祖が作った戦闘訓練の絡繰人形について霞柱・時透と揉めている時に炭治郎と出会いました。そこが初登場シーンです。
無一郎から助けてくれた炭治郎の修行を手伝ったりと普段はとても心優しい少年なのに、実は性格に難ありで面白いキャラなんですよね。
鬼襲撃後は大変な状況になってしまいますが周囲のために奮闘する小鉄。その行動が誰かを救うかも…?見どころいっぱいの小鉄の登場に期待していてください。

鉄地河原鉄珍(てっちかわはらてっちん)
鉄珍は刀鍛冶の里の里長で、一番小さくて一番偉い人物です。炭治郎が里に着いて挨拶へ行った際、優しく出迎えて親切にしてくれていました。
見た目は普通のおじいちゃんなんですよね。しかし里で一番の技術力を誇るなど実は凄い人物でもあります。作中では刀のことになると厳しい一面を覗かせるシーンもありましたよ。
鬼が襲来し大変なことになりますが、そこで面白い名言を残しています。少ない登場でもキャラ強なのできっと印象に残るはずですよ。

嘴平伊之助(はしびらいのすけ)
伊之助はいつも猪の頭をかぶっている血気盛んな炭治郎の同期です。
舞台となる刀鍛冶の里には出てきませんが、炭治郎が里へ向かう前の蝶屋敷でのシーンと、戦闘終了後の柱稽古編の始まりに少し登場しています。
どちらも共通して言えるのが、登場の仕方が伊之助らしくぶっ飛んでいるから面白い。笑っちゃうシーンばかりなのでお楽しみに。
※刀鍛冶の里編は15巻127話までと言われていますがここでは129話まで含めてお話しています。

我妻善逸(あがつまぜんいつ)
善逸は臆病な性格で、極度の恐怖を感じると眠りに落ちて覚醒する炭治郎の同期です。
刀鍛冶の里編には登場しませんが、炭治郎が戦闘中に善逸の発言を回想し、そこからヒントを得るシーンがあります。
伊之助と同じで柱稽古編の始まり、15巻128話では里から帰ってきた禰豆子と再会した善逸が描かれていますが超超大興奮の様子なんですね。その理由はぜひ漫画を読んで確かめてみてくださいね。

鬼滅の刃刀鍛冶の里編の登場人物の役割を分類してみた!
続いては、前章で紹介した登場人物の役割を、僕なりに分類してみます。
今回紹介する分類は、さまざまなストーリーのプロデュースを手掛けるたちばなやすひとさんの「ストーリーのつくりかた入門」という書籍を参考にしています。
- 主人公
- 依頼者…ストーリーの起点になる人物
- 敵対者…主人公の目的を邪魔する人物
- 協力者…主人公の目的を達成するため、協力してくれる人物
- 援助者…主人公の成長を援助する人物
- 犠牲者…途中で傷を負う、もしくは死亡する人物
- いたずら者…時に邪魔したり、時に協力したり、立場が分かりづらい人物
たちばなさんいわく、上記の役割をもつキャラクターを登場させると、より魅力的なストーリーに仕上がるんだとか。刀鍛冶の里編の魅力をより確かめるために、登場人物の役割を分類してみましょう。
※以下、ストーリーに関わるネタバレがあるので、より注意してください。
主人公|炭治郎
鬼滅の刃刀鍛冶の里編の主人公は、言わずもがな、炭治郎です。
刀鍛冶の里編では、「上弦の鬼を倒す」という目的の元、ストーリーが進行します。以下では、その目的に他の登場人物がいかにかかわってくるかに着目してみましょう。
依頼者|鋼鐵塚さん
炭治郎が戦いの舞台、刀鍛冶の里へ向かうきっかけを作ったのは、鋼鐵塚さんでした。
「もう刀を直さない」と手紙を送る鋼鐵塚さんと直接話すために、炭治郎は刀鍛冶の里へと向かうことになります。
鋼鐵塚さんの手紙がなければ物語は始まっていないので、依頼者に当たる登場人物だと言っていいでしょう。
敵対者|半天狗・玉壺
「上弦の鬼を倒す」という目的に敵対するのは、もちろんその対象である半天狗と玉壺ですね。
その他に炭治郎たちを邪魔する登場人物はいないので、刀鍛冶の里編ではこの2名のみが敵対者に該当します。
協力者|禰豆子・玄弥・無一郎・蜜璃
刀鍛冶の里編では、上弦の鬼を2体倒さなくてはいけません。なかなかハードな目的ですから、協力者もたくさん必要になりますね。
禰豆子はもちろん、同期の玄弥に加え、柱がなんと2名も参戦してくれます。とても心強いわけですが、上弦の鬼との戦いはどれほど厳しいものだとも分かりますね。
援助者|小鉄・善逸
刀鍛冶の里編の援助者、つまり炭治郎の成長を助けてくれたのは、なんと小鉄くんでした。
小鉄くんが零式を使った修行に手伝ってくれたおかげで、炭治郎の基礎身体能力がアップしたのに加えて、動作予知能力を獲得しました。
また直接ではありませんが、炭治郎が善逸との会話内容を思い出し、絶体絶命のピンチを切り抜けました。
犠牲者|里の住民・鉄珍・鉄穴森さん
刀鍛冶の里編では、多くの里の住民が傷を負いました。くわしい描写はありませんが、亡くなっている人物もいるかもしれません。
また里長である鉄珍も、上弦の鬼の襲来により負傷します。亡くなっているわけではなく、その後に元気な姿も見せてくれましたが、彼の負傷が蜜璃の華麗な活躍を演出しているので、重要な役割を担っている登場人物といえるでしょう。
鉄穴森さんも玉壺の手によって満身創痍の状態になります。しかしそこに無一郎が現れ、玉壺との戦いが幕を開けました。
その他|伊之助
伊之助は、刀鍛冶の里編の本編には登場しません。始まりと終わりに登場するだけなので、これと言った活躍はありません。
ただ、その登場の仕方があまりにも派手で、読者に笑いをあたえてくれました。ずっとシリアスな展開が続くと疲れてしまうので、物語に緩急を付けてくれた伊之助も、大変重要な登場人物と言っていいでしょう。
まとめ
今回は、鬼滅の刃刀鍛冶の里編の登場人物をまとめたうえで、それぞれの役割を考えてみました。
こうやって登場人物の役割を分類することで、より物語に深みが生まれて、楽しみ方も変わりますよね。あまり刀鍛冶の里編が好きではなかった方も、登場人物の役割に着目して読み返すと、また違った読み方ができるかもしれませんよ。

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