怪獣8号は「怪獣が実在する日本」を舞台にした物語です。そのため現実にはない組織や怪獣にまつわる知識が存在します。
そこで今回は「怪獣8号をまだ読んでいないけど気になっている」という方へ向けて、大まかなあらすじや怪獣8号の3つの魅力、そして知っておくとより楽しめる基礎知識をお話しします。

ストーリーにかかわるネタバレはできる限り避けていますが、ご覧になる際はご注意ください!
怪獣8号のあらすじをネタバレなしで解説
それではさっそく、怪獣8号のあらすじをお話していきますね。
カフカとレノの出会い
主人公である日比野カフカは、怪獣の脅威から国民を守る組織、防衛隊の一員になることを、小学生の頃から夢みていました。



しかしなかなか合格できず、ついには受験資格の年齢をこえてしまったんですね。
そこで現在は、怪獣解体業者として働いています。
カフカが勤めている会社に、防衛隊を目指す若きイケメン、市川レノがアルバイトとして入ってきました。
なんやかんやひと悶着がありつつ、レノはカフカに「防衛隊の年齢制限が引き上げられた」ことを伝えるのです。
怪獣に襲われ、そして怪獣へ…
ある時カフカとレノが解体業の仕事をしていたところ、その場所になんと怪獣が現れてしまいます。
お互いを助けながらなんとか逃げていたものの、絶体絶命のピンチを迎えます。
そんな絶妙なタイミングで現れたのが、防衛隊第3部隊隊長、亜白ミナでした。
いとも簡単に怪獣を倒したミナのおかげで、2人は事なきを得ます。



あれだけ怖かった怪獣をあっさりと倒したミナ。
めちゃくちゃかっこよかったので、ぜひチェックしてみてください!
そして怪獣に襲われ、ミナのかっこよさを目の当たりにしたことをきっかけに、カフカはもう一度防衛隊を目指すことを心に決めます。
そんなおり、カフカの目の前に小型の怪獣あらわれ、なんとカフカの口の中に入り込んだんです。
次の瞬間、なんとカフカは怪獣の姿に変貌をとげていました…。
怪獣になっても諦めきれない夢がある
突然自分自身が怪獣になってしまい、戸惑うカフカ。そんな姿をみた人に通報されてしまい、レノと2人で慌てて逃げ出します。



腕力もまさに怪獣のそれで、触れるものをすべて壊してしまうほどでした。
そんな自分に「もう俺が隊員になることってないのか」と絶望的な考えがよぎります。
その場に居合わせた幼い子どもと瓦礫の下敷きになった母親。無情にも、怪獣はそんな2人に近づいていきます。
次の瞬間、カフカは怪獣を殴り飛ばしていました。なんとカフカの怪獣の力は、他の怪獣を凌駕する、圧倒的なものだったんです。
そして助けた少女からの「ありがとう」の言葉をもらい、「防衛隊を夢見た幼い自分」を思い出したカフカは「怪獣に立ち向かう夢を叶えた自分の姿」を思い浮かべます。



そこにはかつて2人で夢を誓い、今や防衛隊の隊長となったミナの姿もありました…。エモい。
「アイツの隣に行かなきゃなんねぇ」カフカはそう発言し、怪獣の力を隠したまま防衛隊員になることを心に決めます。
はたしてカフカは、防衛隊に入ることができるのでしょうか?
怪獣8号の見どころは?王道バトル漫画の3つの魅力
怪獣8号は、ジャンプ漫画の定番といえるバトル漫画です。
「仲間と共に強くなり、強大な敵を倒す」という王道ストーリーの中に、怪獣8号ならではの魅力がたくさんつまっています。



ここではそんな怪獣8号の魅力を、3つに厳選してお届けします!
個性豊かなキャラクターたち
怪獣8号には、さまざまなキャラクターが登場します。
- 怪獣の力を隠しながら防衛隊をめざすカフカ
- カフカに憧れて強くなることに貪欲なレノ
- 両親を防衛隊の幹部に持つサラブレットのキコル
など、ともに成長していくカフカの同期たち。
- 自他ともに厳しい防衛隊長官の功さん
- 飄々とした第3部隊副隊長の保科宗四郎
- 世間からの人望も厚い第3部隊隊長のミナ
のようなプロフェッショナルたち。
そんなキャラクターたちがそれぞれの信念を持ち、それぞれの強みを活かして怪獣を討伐していきます。
個性豊かなキャラクターが多いので、きっと好きなキャラクターがきっと見つかるはずですよ!



ちなみに僕は「キコルと功さん」「ミナと保科副隊長」のように、組み合わせで好きなキャラが多いですね!
強さを示す指標
怪獣8号には解放戦力やフォルティチュードといった数値があります。これはそれぞれ、防衛隊隊員の戦闘力や怪獣の規模を表しています。
味方のキャラや怪獣の強さが数値でわかるため、このキャラはどれだけ強いのかがわかりやすいんですよね。
- 新人の解放戦力が成長していく姿にワクワク
- 隊長クラスの解放戦力にビックリ
- 怪獣のフォルティチュードに「勝てるのか?」とハラハラ。
そんな気持ちになれるはず。
数値が示されることで強さがシンプルに表現され、戦闘シーンに迫力をそえています。



ドラゴンボールに登場するスカウターに似ていますね!
痛快なバトル描写
そして怪獣8号といえば、なんといっても迫力のあるバトル描写ですね。
巨大な怪獣を銃撃で倒したり、人型の怪獣と一進一退の肉弾戦を繰り広げたりと、さまざまなアツいバトルが展開していきます。
スピード感満載の描写に引きこまれていき、最後は見開きページでド派手に決着。バトル漫画の定番といえる表現がふんだんに盛り込まれています。



バトル漫画が好きにはたまらない作品になっています!
怪獣8号を読む前に押さえておくべき基礎知識
怪獣8号には、作品独自の世界観や設定があり、それが怪獣8号の魅力に華を添えるわけです。
しかし作中では常識として語られるため、くわしい説明は少ないように感じます。



ここで基本的な要素を簡単にお話しますので、すんなりと読み進めることができるはずですよ!
怪獣が発生する日本が舞台
怪獣8号は「怪獣大国日本」が舞台となっています。
しかし怪獣は存在しても、ウルトラマンのようなヒーローは存在しません。そのため「防衛隊」と呼ばれる組織が、怪獣の討伐を担っています。
先ほどお伝えしたように、怪獣には「フォルティチュード」という指標が定められており、この値が怪獣の脅威の大きさを表しています。
フォルティチュード6で一般的な本獣クラス、フォルティチュード9を超えると大怪獣クラスとして分類され、防衛隊の中でも数人しか対応できないレベルとなります。



ウルトラマンが好きだった僕からすると、怪獣と戦うなんてどストライクの設定なんですよね。
武器やスーツ
ウルトラマンがいないものの、怪獣が実在する日本。そこで人類は、怪獣に対抗するために「怪獣の力」を利用することにしました。
防衛隊隊員は、怪獣を元にした武器やスーツを着用して戦います。怪獣の筋繊維を組み込んだスーツを着ることで、怪獣に対抗できる力を得られるわけですね。



科学が進歩していくと、怪獣とも戦える、やはり夢がありますね。
防衛隊員のライフルには、ユニソケットという部品を装備することで、弾丸に雷、氷、爆発などの特性をあたえる機能もあります。
さらに、怪獣そのものを武器に転用する実験なんかも行っています。
このように防衛隊は「怪獣の脅威」を「人類の武器」に変換して、怪獣に立ち向かっていくわけです。
解放戦力
前項でお話したとおり、防衛隊の基本装備はスーツです。これにより、怪獣と戦えるだけの人並み外れた身体能力を実現しています。
これはスーツの性能をどれだけ発揮できているかを示す指標のことで、解放戦力の高さによって、隊員の強さを簡単に判断できる画期的なシステムなんですね。
一般隊員は20〜30%の数値で隊員としてのキャリアを終えていくそうです。



それを念頭に置いて読んでみると、メインキャラたちの解放戦力がどの程度なのかわかりやすくなりますね!
怪獣8号のあらすじまとめ
この記事では、カフカが防衛隊を目指すまでのあらすじや怪獣8号の3つの魅力、知っておくとより楽しめる基礎知識をお話ししました。
あらすじとして紹介したのごく最初だけで、この先からどんどん盛り上がっていきます。
ぜひご自身の目で、怪獣8号の面白さを体験してみてくださいね。
初めて読むのなら、ジャンププラスで全話無料で読めるので、気軽にチェックしてみることをおすすめします!
一緒に作品を楽しみましょう!